犬の放棄

他のワンちゃん達を見てたら、『危ないから 部屋を出ててください』との係員さんの言葉。 ナニナニ!?

ドーベルマン2頭が放棄で連れて来られました。何でも、飼い主さんが海外に行く事になったそうです。 ええっ!? 驚き! 『私は 2回とも連れて行きましたよ。何で連れて行かないんでしょう?』と係員さんにそれとなく話したら、『余裕がある方はそれが出来るんですよ。』
いえいえ、違いますって!うちだって余裕はないですよ。家族だからです!

も一つ驚いたのが、そのドーベ達、2頭一緒に飼われてたのに ’喧嘩をするので一緒のケージに入れて置けない’そうです。 ぎょぎょっ!! そんな事って・・・

アメリカでドーベルマン2頭を飼ってる日本人お友達が聞いたら かなり憤慨しますよ。彼女のドーベや、散歩で会ったドーベ達、皆フレンドリーでした。きちんと飼えば獰猛にならずに、番犬のイメージとはかけ離れた可愛い家庭犬になるのにな。何と悲しく、そして憤慨する場面にあってしまったことよ。
それぞれ飼えなくなってしまう理由は理解できなくはないです。飼い主側が病気になったり、この不況でワンちゃんに回すお金がなかったり、諸々。でも何であれ 放棄ってなかなか出来るものではないと思います。私だって、犬をよく知らないイギリス時代に、レオのリコールの酷さに悩まされた時(散歩中に犬を見つけたらくっついて行って戻って来ず、逃げ回ってた)、『山に捨てたら ママの良さが分ってくれて、ちっとはお利口になるかな?』と思いながらよく泣いたもんですよ。でも、そう思うものの捨てるなんてことは出来なかったです。
飼い主側の病気以外の理由で放棄してしまう方々、そもそも、何故ワンちゃんを買ったのでしょうーか?
吠えすさむドーベルマン達、他のワンちゃん達、助けてあげれない自分も悔しいが、’可愛い’ ’カッコ良い’だけで犬を飼って 手に負えなくなったから捨ててしまう、そんな飼い主が山ほど居るこの現実に驚きと憤りで一杯です。見た目だけで買わないようにして欲しいですよ、全く!
捨てられたワンちゃん達、その多くは社交性不足だと思います。そこから来る数々の問題。『問題がないから大丈夫』と思わず、パピー期にちゃんと躾教室には行きましょう。後で『こんな筈じゃ・・・』と思っても、あとの祭りですよ。ワンちゃん達に罪はありません。問題犬にしたのは飼い主の責任です。もっときちんと飼う飼い主さんが増えれば、日本の犬事情も良くなっていきます。