落ち着くこと


昨日は、ケビンの6回目(最後)のレッスンでした。
バスなどへの吠えは、予め声掛けをすると吠えなくなったようです。
引っ張りは、前と比べるとガンガン前に行こうとする気持ちは減って来ましたが、外への興味が大きいので、リードを持ってる人と散歩を楽しむよりも何か面白いもの、追えるものを探したいケビン。
レオやエリーもこのタイプでした。 レオは特に外に出ると、眼球が開き興奮が凄くなる子でした。
レオの場合は相手と挨拶がしたい子で、犬を見ると寄りたいのですが相手がワンちゃん嫌いな子が多かったので(10年前は)、大好きなボールで他のワンちゃんへの興味を逸らす事をしていました。
呼んで来たら、大好きなボールを貰える、そうすると、ワンちゃんへの挨拶よりもボールで遊びたいと戻れるので、首にチェッキングをして強制中止するよりも身体にも心にも優しいです。
エリーの場合は、ケビンと同じです。 知らないワンちゃんほどガッと行き吠えたくなる子です。 今では予め気をつければ、吠えずに近づく事が出来ます。
昔は、ハーフチョークや全チョークを使い注意するやり方をしていましたが、それはストレスから攻撃さを増していくことが多いと言われます。 エリーの場合は、攻撃さを減らしていく事が出来ましたが、それでも根っこでのラフさは強くなっていました。 数年前からは食いしん坊のエリーの場合は、食べ物を使いました。 このやり方が功を成し、ガンガンやっていた頃より穏やかさがぐっと出るようになりました。
・・・ガンガン、そうなんです、アメリカに行って勉強するまでは、結構厳しいやり方もしていたのですが(クロルルママやMさんが御存知のように ^^:)、そのやり方でレオもエリーも大人しくさせる事は出来ましたが、表面だけです。 行動学者達が言うように、根本的な問題は減りません。 しかし、良い事が起こるやり方は、気分良く諦めれるので、体の奥に潜む芽が出にくくなっていきます。
でもでも、個体差がかなり出ます。 1カ月で良くなる子もいれば、2~3年掛かる場合も。
色んなやり方がありますが、どれも間違いではないと思います。 どれも、メリットデメリットは付き物です。 全部のやり方を学んだので言えることですが、一番は、飼い主さんの性格も関係します。
どれを選ぶかは、ワンちゃんの性格だけで無く、飼い主さんの性格も大いにあります。
どの方法にも共通して言えることは、信頼関係作りです。 そして、学んだやり方でワンちゃんへ変化が少しでも出たら、それの継続です。 ちっとも変化が出ない(出せない)時には、やり方を見直すか変えなければなりません。
少しでも変化が見られたなら、暫く続ける意味はあります。
因みに、バイク追いが酷かったレオには、ガンガンやるやり方はその瞬間だけ効いただけで、結局大好きな玩具と美味しい食べ物が効果を発揮しました。
熟年訓練士さんに言われた事は、電気カラーも全く効かないほど興奮が優る犬もいると。 その昔、その訓練士さんに、レオは電気カラーを薦められなかった理由は、後に分りましたがね。
その興奮なんですが、興奮を落ち着かせることも重要です。 それにはひとつの方法として、何かを見つめてる時にコマンドを掛けて1回で言う事を聞かせること。この繰り返しで、誘惑物が高くなっても、興奮度を減らす事は出来ます。 落ち着かせると、吠えが出にくくなりますから、リードを引っ張って歩く事のない様に、コマンドを直ぐに聞ける様にすると便利です。