歩き歩きの散歩は、しつけに効果ありです。 ただの歩き歩きではなくて、コントロール下に置いた歩きです。
ノーリーシュ(もしくはロングロープを垂らした状態)で、呼ばれたら戻る、勝手に遠くへ行かない、ことです。
ひとつの群れで移動します。
吠え、飛びつき、リードの引っ張り、興奮、ものを破壊する等の問題を抱えてるワンちゃんを持っている飼い主さんには、このウォーキングトレーニングはお奨めです。 時間と体力があるかたは、1日何回でも行うといいです。 遊びが好きなワンちゃんには、ウォーキングの合間に、おもちゃで一緒に遊ぶことも取り入れるともっといいですね。

これは、カリフォルニアの線路だから出来たこと(でも、ひとけがない時のみ。アメリカもノーリーシュ厳禁の国ですから)
この歩き躾け、イギリスから帰国して感じたことでした。 日本に戻り(当時レオは1歳、家が完成するまでの間、社宅に数ヶ月住んでました)、レオに毎日3回の散歩をしていました。 放せるところはなかったので、一生懸命歩きました。 その頃はまだまだ体力があったから、へっちゃらでしたよ、長く歩くこと。 1回に付き大体1時間歩いてました。
でもボーダーが故に、自由走りをさせてあげないと 大問題が起こります。 特にレオのような超エネルギッシュで獲物を追う気質が高いハイパーなボーちゃんはね!
レオの場合、窮屈なリードでの散歩の結果、半年後にバイクを追うようになってしまいました。
ワンちゃんが問題を起こした時には、結構深く根が張っていますから、問題を起こす前にその芽はムクムクと出ているので、その芽の時に早々と摘むと大きな問題は防げます。 まだトレーナーになっていなかった頃の私、な~んも知らずに散歩をしていましたからね --;
その後の涙涙の苦労で、こうして人に教えていけるようになりましたから、レオとエリーには感謝です。

連れてる人の動きを気にしながら歩く、これは大事です。 それが出来てるかどうか、反対方向に歩くといいですよ。 くっついて来るワンちゃんは、分離不安を持った子か従順さを持ったワンちゃんかいずれかだと思います。
人から離れるのが不安なワンちゃんを持っているかたは、ある意味ラッキーです。 あとは、離れても泣かない練習をしていけば、そう言うタイプの子は勝手に遠くへ行くことはなく 近くに居てくれるので安心です。
デイケアやお泊りワンちゃんには勿論、散歩時やオープンスペースに行ったとき、少しの時間でもこれを行っています。

犬友のヨーキーのあくびとハナの様子。

慎重に寄って行くあくび、あくびママが居ないので緊張してるから、本来の行動は出しませんが、でも、今までの成果が少しずつ現れていますよ。
そんなあくびに、ハナ、カプッとしました。
怖さからしてしまうのですが、注意していくとカプッとする行動が軽減されました。 それでもまだ沢山練習しないとなりません。

あえて、ハナの近くを通るようにボールを投げました。
走るレオに、ハナはすかさずカプ!!
すかさず私の注意の言葉が飛びます飛びます!

2回目はカプをしません。
ほんの少しずつですが、学んで来ました。
なにせ、チワワとダックスのミックスですもん、凄いのは驚きません。
* 交配するかたや売る方は十分気をつけていただきたい! 営利目的だけを考えないで欲しいです。 ただ単に可愛いからと作ったり、『飼いやすいですよ』と言って売るのは止めて欲しいです。 その犬種のマイナス面もきちんと説明した中で自信と信頼から買って貰うようになっていけば、日本の犬事情は変わっていくはず。

昔から、自信を持った落ち着いてるレオと一緒に過ごすワンちゃんは、何か学んでいるようです。 レオも欠点は勿論ありますが(興奮する状況ではかなり凄いですよ、流石ボーダーの中のボーダーです --;)、今までにレオが醸し出す雰囲気から教わったワンちゃんはいっぱいいました。 でも、シニアで腰の悪いレオにはそれが負担になるので、去年からは相手のワンちゃんの様子を見て会わせるようにしてます。

ハナがちょーっとだけレオに近づいて来ました、ほんのちょこっとですが。 レオは気付かない素振りをしていますが、いつでも避ける準備はしています。

『う~ん、自然はいいワン』 (ハナ)

『ほんまや、気持ちええわ~ ^^』 (あくび)
何故か関西弁なあくび。

この日はレオからのいい気を与えたいので、レフティーは連れてきませんでした(まだまだカチャカチャ動き回るので)。
相手のボディランゲージをきちんと読み取るレオとゆったりと気持ちよく過ごせる、そんな空間で、ほどよく走るレオの動きは あくびもハナにもいい刺激だったのでは!?
* 夕方、休みの旦那にレフティーの散歩をお願いしました。 リードで長く歩くことも今のレフティーには必要ですから。