ラリー競技とは、犬と飼い主がひとつになって行なうドッグスポーツの一種であり、基礎の服従行動がどれだけ出来るかを確認する為のものでもあります。愛犬とのコミュニケーションを深めます。

規定のコース上に並べられた15~18個の指示(サイン)を犬と一緒にクリアして進んでいき、如何にスムーズに、且つ的確に出来るかを競います。 飼い主とのハーモニーが大切で、オベディエンス(服従訓練)が出来ていないと参加は出来ません。 ラリークラスに入りながら犬にオベディエンスを教えるのではなく、オベディエンスクラスを終了した犬と参加して、その成果と能力を発揮させて楽しむ競技です。


レベルは、ノヴィス(初級)、アドバンス(中級)、エクセレント(上級)の3つに分かれています。

(参照)アメリカの競技会では、100点満点中 70点以上取れば合格となり、1つの’レッグ’を取ったと言う事になります。レッグを3つ取れば、そのレベルのタイトルを得たという事になり、次のレベルに移れます。 アドバンス以降は、ノーリードで行ないますので、きちんとしたコントロールが必要となります。 コースに寄っては、誘惑の食べ物やおもちゃが置かれたり、ジャンピングも置かれ、微妙なサインの違いに惑わされたり、見てるよりも結構難しい所がラリー競技の魅力の1つだと思います。

通常、最後のエクセレントのタイトルを取れれば満足ですが、別枠のRAEと言うタイトルを狙う事も出来ます。 これは、同じ競技会の日に、アドバンスとエクセレントに参加して、両方合格しないと レッグを取れた事になりません。 10回レッグを取れば、RAEのタイトルが貰えます。
ラリー競技の良い点は、アジリティの様に体力を使う必要はない点です。従って、愛犬や飼い主の動きに機敏さがなくても、多少怪我をしていても、年配者の方でも広く参加することが出来ます。
日常生活では 経験しないような動きもあり、愛犬と共に楽しめる競技だと推奨します。 是非、その奥深さを味わってみてください。

『ラリーってどう?』 (ライカ & ココ)

『ママが喜ぶし、ご褒美にボールを貰えるよ。』 (レオ)
『へ~、そうなんだ。 ぼくもママを喜ばせよ~、っと。』 (ライカ)

頑張ったご褒美に。ボールをやるよ~!
『ほらね!』 (レオ)


レオと比べると、エリーはコマンドの入りが遅いので、あえてそんなエリーを使って競技会に出て来ました。

エリー、頑張ってくれましたよ。

これは、2年前に ノヴィスの部門で1位を取った時のもの。ミックスブリードの部なので人数が少ないですが、匂い嗅ぎでラリーに集中するのが難しかったエリーにとっては すごい嬉しい結果でした。 そんなエリーとエクセレントまでタイトルを得ることが出来、去年11月には、RAEを2つ取れました。 AKCのジャッジ兼トレーナーに、日本でラリーを教えれる事を認められた事は エリーの頑張ったお陰でもあるでしょう。

これは、賞の中で 一番初めに取ったものなので、一番の宝物です。